2009年01月08日

散歩

散歩が好きで、よくフラフラと歩いている。
無心になりたいときと、頭を働かせたいときに散歩することが多いと思う。
あまりに無心に歩いていると、知っている道なのに迷子になる。
少し道に迷うくらいならそれも楽しみのひとつだ。
以前、よく行く川原で散歩をしていたら、遭難した。

頭の上まで草が生えているところに迷い込んでしまい、振り返っても来た道がわからなくなってしまったのだ。近所の川原なので、大体の見当で、こっちだろうと思う方向に草を掻き分けて進んで行くと、崖にふさがれた。日が暮れ始め、あたりも暗くなってきて引き返す余裕はない。変質者にでもあったらお終いだ。この崖を登るしかない。
なかなか思うように登れず、あせる気持ちと怖さで涙が出てきた。早く逃げなければ。日は沈み、真っ暗になった。何度も地面にしりもちをつく。なんとか崖の上に肘を乗せることができたところで、後ろを振り返る。
真っ暗に草が触りあう音が聴こえる。
地面に足をかけようやく崖を登りきった。
助かったとおもうと同時に20メートル位離れた土手に向かって走った。どうして走ったのかはわからないが、とにかく走って土手をのぼり、後ろを振り返る。
何だ、なんてことは無い、たかが2,30メートル四方の間を、ぐるぐると回っていたのだ。
崖だってそれに沿って進めば、1メートルの段差位になっていた。

なんだか何かの比喩みたいだ。
しかし大人になって、近所で迷子になり泣くとは思っていなかった。
いったい何を怖がり、何から逃げていたのだろう。

でも散歩はやめられない。


posted by azusa at 23:52| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おもしろいね”
しかし無事でなにより
こないだゼロ展で一緒だった古谷利裕さんも
HPで 散歩中に迷子になることが最高にたのしいと書いていたよ^^

私は運転していていつもと違う道をいっていたら 一度迷子になったなぁ
そんなに遠くないはずだけどいかんせん車だから うっかり 停止せずにすすむと めちゃんと遠くなるからこわかった、、
 遠くに見慣れた看板が見えて必死で
そちら側へ 左折 右折 左折右折して
ポン と 突然 現実世界みたいな、
いつもの 道に出たときは 不思議な気持ちだよね! アリスの気分です^^ 
しかし 夜は怖さがますね!!
Posted by くすん at 2009年01月13日 01:07
車の迷子は怖いね。

私は昨日もなぜかお墓に迷い込み、塀から飛び降りることになってしまいました。
Posted by azusa at 2009年01月13日 23:48
まるで、英語の構文みたいで、まるで、誰かの人生みたいだね。

北海道の猛吹雪の夜、視界5ミリの海岸の国道をノロノロと時速5キロで運転していた。
突然、吹雪がスゥーっと晴れたとき、私は、そこにいた。
ずっと先にあるはずの。
遠くの。
街のなかに。

人生も、たまに、そういうことがある。
Posted by きみさん at 2009年01月17日 11:41
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